これが消費者金融システムだ
ここまで、資金の調達方法、利率の高さ、違法利率を可能にしている理由、違法遅延損害金について述べました。
これらを合わせると、見えてくるものがあるんです。
非常に良い効率で資金を調達してきて、それを消費者に高利で貸し付けています。そして、その高利は違法高利です。
そして、その高金利を可能にしているのは法律の不備の隙間を利用していること。 さらに、単純な貸付利息だけではなく、遅延損害金でも違法に高い利率を設定している。
これらのネガティブな要素を、メディアを通じてポジティなイメージ戦略を展開して覆い隠している。 商売が上手いといえばそれまでですが、だからって、膨大な利益を得るために違法なことをしていいなんてことがあるわけがありません。
そして、それらは消費者を不当に圧迫しているのです。
さきほどの利率の高さのところでもお話ししましたが、消費者金融の高利率は、消費者を圧迫しています。 当然、利息の支払いだけでは借金は減りません。 でも、利率が高いために返済額の大半が利息の支払いなってしまうのが現実です。
でも、仕方がありません。 収入を考えると月々小額しか返済出来ないのです。 「収入と返済のバランスを考えて?」なんて言われちゃったりしますが、 バランスとったら借金が減らないんですから。
でも、仕方がありません。 「バランス」を取るしかありません。 これ以上、月々の返済額を増やすと生活が厳しくなりますから。
そうしたら、いつまで経っても返済しきれないか、完済するのに長い年月がかかってしまいます。 そうです。 はまったら抜け出せません。 こんなことを暫く続けたら、あっちこっちで借入してしまいます。
そうしたら ひとりの多重債務者が完成します。 そうなれば、返済が困難になって遅れたりします。 消費者金融側は「うわぁ〜!損してしまう!」なんて絶対に思いません。 なぜならば、そこでも大きな利益が出るようなしくみになっているから。
このシステムにはまったらなかなか抜け出せません。はまる人は増える一方です。 で、挙句の果てに返済に行き詰り、ブラックリストに載ってしまったり、債務整理せざるを得なくなったり、 自己破産せざるを得なくなったり・・・
まさに多重債務者生産工場!
もっと性質が悪いのは、このしくみが債務者にわからないようになっていることです。
現状を見ると、未だにこの悪循環に気付いている消費者が殆どいないようです。
世間は、やれ取立てが厳しいだの、やれグレーゾーン金利がどうだのと、表面に出やすいところだけしか見ていませんが、もっと大きく見てほしいです。
「返しても返しても減らない」とは言いますが、そりゃそうです。 払っているのは利息ばかりで、実際に借りた分には殆ど回っていきません。 これの現状に気付いていない、というか、感覚ではなんとなく分かっている人はいても実感はないのですね。
つまり債務者には「借金を返している」と錯覚させておいて、実は「利息を支払わせている」ということに気付いていないのです。
自己破産する人が飛躍的に増えているのと、消費者金融が飛躍的に業績を伸ばしてきた ことは無関係ではないとは冒頭の方で言いましたが、これでそのしくみがおわかりになったでしょう?
ですから、いかに消費者金融が自己破産者を生み出すのに一役買っているかということです。これが 消費者金融のシステムです!
